基本知識

ここではゲームをプレイする上での基本的な事項を説明します。

■基本操作■

ゲームで使用するのは、十字キー、Aボタン、Bボタン、STARTボタン、そしてIIコンのマイクです。

十字キーキャラクターであるウィンを動かします。
左右キーで左右に移動します。下キーでしゃがみます。上キーは使いません。
Aボタンジャンプします。
ジャンプする距離はAボタンを押す時間および、助走の有無によって変わります。
Bボタン敵に対する唯一の攻撃方法であるボムを投げます。
立っているときだけでなく、しゃがんでいるときや、ジャンプ中にもボムを投げることができ、ボムの射程範囲が変化します。
さらに、ボムで他のゾーンにワープする扉を開けることができます。
STARTポーズをかけます。
マイクアイテムの一つであるボイス(後述)を使用するときに必要です。

■ゲームシステム■

アトランチスの謎は左右自由スクロールのアクションゲームです。

ゾーン突入予告画面(ゾーン6)アクション画面(ゾーン6)

●ゾーン突入予告画面

ゾーン突入予告画面では、ゾーン名、所持アイテム、ウィンの残り人数、スコアが表示されます。

●アクション画面

1・・・キャラクターであるウィンです。左右に移動しても常に画面の中央にいる形になっています。
画面中央最下部にあるのはタイムで、999から始まり一定の速度で減っていきます。0になると死にます。
一方、画面中央最上部にあるのがスコアです。
2・・・別のゾーンへ移動できるワープの扉です。
扉が開いている状態では、そこにウィンを操作させればすぐにワープします。
扉が閉じている状態では、ボムをその扉の前に投げて爆発させることで、扉を開けることができます。
3・・・アイテムです。ウィンを操作してアイテムを取ると何らかの効果が現れます。
アイテムのある場所はいつも同じですが、そのアイテムを持っている場合は失うまでそのアイテムは出現しません。
4・・・宝箱です。宝箱に触れると一定の点数が得られます。点数によってはウィンの残り人数が増えることもあります。
一度取ると宝箱は開いた状態になり、触れてももう一度点数を取ることはできません。
5・・・敵です。触れると死にます(一部例外あり)。ボムを使って倒すことができます。
6・・・敵の「攻撃」です。これも触れると死にます。

●ウィンの死ぬ条件

ウィンが死ぬのは、
  • 穴に落ちてしまったとき
  • 敵に触れたとき
  • 敵の「攻撃」を受けたとき
  • タイムオーバー
  • 自分のボムで自爆したとき(ボムを足元で爆発させたとき)
以上の条件のときです。ウィンが死ぬと、残り人数が一人減り、そのゾーンに入ってきた扉の場所からやりなおしになります。

■ワープの扉■

このゲームの最大の売りです。扉に入ると別のゾーンにワープします。ワープするゾーンはあらかじめ決まっていて、どのゾーンを経由していくかそのルートを追いかけるのもこのゲームの醍醐味でしょう。

ワープの扉には4種類あります。(なお、ゾーン20,69,99の隠し扉については例外であるとして、各ゾーン解説のところでご紹介します)

●普通の扉

普通の扉(ゾーン33)空中にある普通の扉(ゾーン43)空中にある普通の扉(ゾーン80)

普通に画面上に見えているもっともポピュラーな扉です。扉が開いている場合は、ウィンがその場所に移動できさえすれば、扉が地上にあっても空中にあってもワープすることができます。

閉じている扉(ゾーン50)開いた扉(ゾーン50)入れない扉(ゾーン93)

一方、扉が閉じている場合は、ボムを扉の前で爆発させることで開けることができます。しかし、ボムを使って扉を開けるには扉が地上にあることが条件となります。そのため、空中に存在する閉じられた扉へ入ることはできません。

●隠し扉タイプ1(ボムにより出現する)

出現前の隠し扉(ゾーン12)出現後の隠し扉(ゾーン12)

一見何もないようなところでも、ボムを爆発させると扉が出現することがあります。このタイプの隠し扉は非常に多く、ゲームを進めるうえで非常に重要となってきます。なお、出現させた扉は、もう一度ボムを重ねることで普通の扉と同様に開けることができます。

●隠し扉タイプ2(開いている状態で存在する)

地上にある隠し扉(ゾーン27)空中にある隠し扉(ゾーン34)穴にある隠し扉(ゾーン76)

扉は画面上には見えていませんが、その扉の場所にウィンを移動させると、ワープします。このタイプの隠し扉は空中に存在することが多く、場合によっては穴そのものが隠し扉であったりすることもあります。

●隠し扉タイプ3(開いている状態で地中に存在する)

自爆ワープ(ゾーン11)自爆ワープ(ゾーン52)特殊な自爆ワープ(ゾーン39)

扉は画面上に見えていない、かつ地中のように通常移動で扉に到達できないような隠し扉が存在します。そのときに、その扉の真上の地面で、わざとボムで自爆して落下するとその扉に到達できます。このテクニックは通称「自爆ワープ」と呼ばれていて、見ていて非常に笑えるものがあります。

また、ゾーン39のように、隠し扉でないものの、自爆して地形をすり抜けることによって到達できる扉もあります。

■アイテム■

ある特定のゾーンには、パネルの形をしたアイテムがあります。それを取るとさまざまなプラス効果を受けることができます。

アイテムは8種類あります。アイテムを取った瞬間から、アイテムを失うまでその効果は有効です。

アイテム名入手可能ゾーン効果失う条件
ランプ4,18,38,68,47,80暗闇でボムを爆発させると
地形が見える
ボムを使って自爆したとき
(自爆ワープも含む)
ブーツ6,22,53,64,87雲の上の乗ることができる敵の「攻撃」によって死んだとき
スペシャルボム5,32,62画面内の敵全体に対して
ボム攻撃が有効になる
(原因問わず)死んだとき
カーソル9,50十字キーの上を押すごとに
3点づつ点数が入る
敵の「攻撃」によって死んだとき
ダブル66,75宝箱の点数が2倍になる一度取れば失わない
タイマー25,35,52,77画面下のタイムの減りが遅くなるタイムオーバー、もしくは敵に触れて
死んだとき
ボイス29,44,55,66,98IIコンのマイクから声を出すと
画面内のすべての敵を動けなくさせる
(原因問わず)死んだとき
スター10,54,88敵(攻撃も含む)に触れても死なない(原因問わず)死んだとき

(アイテム名は正式なものではありません(^^;)

■宝箱■

宝箱を取ると点数が入ります。点数は、1点から100万点まであります。同一ゾーン内で取った宝箱の点数が、10万点を超えることにウィンの残り人数が一人増えます。ただし100万点の宝箱は対象外となります。また、残り人数が増えたサインとして、宝箱を取ったときのBGMが変わります。

なお、ウィンの残り人数は最高9人までしか増えません。

■敵■

ウィンに襲い掛かる脅威です。

名前点数攻撃解説
バタバット50フンを落とすコウモリの敵で、空中を水平方向に飛びまわります。飛んでいる高さはさまざまですが、高いところを飛んでいるコウモリはフンを落としてきます。通常のボムでは倒すことは難しく、スペシャルボムのアイテムを取っていると簡単にボムで倒すことができます。(通常のボムで倒す方法については、小ネタのページを参照)
ヴォンチャー30ヤドカリのような敵で、地上をゆっくり歩いてきます。ボムを投げるとそれに反応して殻の中に入ってしまいます。殻の中に入っているときは無敵になり、スペシャルボムでも倒すことはできませんが、逆にこちらが触れても死ぬことはありません。狭い道ではボムを撃って無敵状態になっている間に通り抜ける方法が有効です。なお、殻の中に入っている状態からもう一度ボムを重ねた場合は、そのボムに反応せず殻から出てくるので、そこで初めて倒すことができます。
ギラン30地中から突然飛び出してきて、放物線を描いてウィンに襲い掛かってくる魚の敵です。ウィンが向いている方向に対して相対的に常に同じ場所から現れます。この敵はボムを直接投げ当てるだけで倒せますが、動きが非常に早く、倒すのは容易ではありません。無視するのが得策でしょう。
ビストン20いもむしのように地上をうねうねと動いてやってくる敵です。ヴォンチャーよりも動きが早く、ボムを撃っても爆発するまえに逃げられてしまうことがあります。
ジャック・ビー10蜂のような敵で、空中をゆっくりと飛んでウィンに近づいてきます。ギランと同様、ボムを投げ当てるだけで倒すことができます。動きが非常にゆっくりなので倒すのは簡単です。
オーヨー10サソリの敵ですが、地上でじっとしたまま動きませんので、ボムを重ねれば容易に倒すことができます。ただ、ダキーラとセットで出てくる面が多く、場合によっては結構うっとしい存在にもなります。
ネバップ20紫色のスライムのような敵です。動きは変則的で、地上だけでなく天井にも張り付いて動いたり、地上と天井の間をジャンプして、行ったりきたりと非常にうっとおしい敵です。動きも素早く、倒すのは容易ではありません。
ガイボーン50ガイコツの敵です。突然地中から現れてウィンのほうに歩いてきます。また、突然大きくジャンプをすることもあり、足元に撃ったボムが避けられてしまうことがあります。
ザバーン100魚弾を撃ってくる半魚人の敵で、地中、水面下から突然飛び出してきて、地上に現れると、こちらに目がけて、魚のような高速弾を一発吐いてきます。この魚弾は地形を突き抜けてくるので注意が必要です。その後はすぐに地中、水面下に逃げてしまいます。地上に現れたときに足元にボムを撃てば倒すことができます。ギランとセットで出現することが多く、かなりの苦戦を強いられます。
ダギーラ100ファイアボールを吐くミイラそのもので、ウィンに向かってゆっくりと歩いてきます。足場がなくなると動けなくなりますが、そのかわりにファイアボールを高速で吐いてきます。こうなると手をつけられない状態になります。最も耐久力の高い敵で、ボムを3発当てないと倒せません。
ザヴィーラファイアボールを吐く最終面にのみ登場するラスボスです。ウィンのほうに目がけてファイアボールを大量に撃ってきます。壁の中に埋まっており動くことはありませんが、倒すこともできません。

■ジャンプ操作■

このゲームが難しいとされるファクターの一つとして、ジャンプ操作があります。ジャンプは、穴を飛び越えたり、高いところに飛び乗るのに必要で、このジャンプをマスターしないとクリアできない面がたくさんあります。

ジャンプを極めるには、Aボタンの押す長さ調節と、ジャンプ中の左右キーによるジャンプ距離の微調整を、頭と体で覚えるしかありません(笑)。(このことを昔の某ゲーム雑誌では「ギリジャンで切り抜けろ!」の一言で攻略を済ませたものです(汗)。)

まず、基本的なジャンプを2種類紹介します。

小ジャンプジャンプするときに一切左右キーを押さずに助走なしでAボタンでジャンプし、ジャンプ中に左右キーを入れるジャンプ法です。着地まで左右キーを押し続けると最大でウィン一人分の幅のジャンプになります。
大ジャンプAボタンと左右キーを同時に押し、着地まで押しつづけるジャンプ法です。大きな穴を飛び越えるときなどに使います。

(a) 最初の位置(b) 小ジャンプ(c) 大ジャンプ

小ジャンプと大ジャンプのジャンプ距離から、おおよその距離比が、1:6ぐらいであることが分かります。ここでは1はウィン一人分の幅に相当します。ジャンプ距離2から5程度のジャンプをする場合は、Aボタンと左右キーの入れる時間を加減します。 また、着地直前にジャンプ中に飛びたい方向とは逆の左右キーを入れることで着地点に多少の微調整をかけることができます。

しかし、ウィン二人分程度の幅のジャンプをするのは以外と難しいです。軽くジャンプしているつもりでも三人分〜四人分の幅はジャンプしてしまいます。 そのような場合は、地形を利用して、二人分のジャンプを三人分〜四人分のジャンプで済ませるようにします。

●小ジャンプの使いどころ

小ジャンプが必要なところは実は多く、これをマスターしないと先にすすめません。ゾーン98のワープゾーンを例に説明します。

下の扉に入りたいが・・・左キーを押すと穴に落ちてしまう

上のような状況で、扉に入るのに、ジャンプせず左に進むのでは、飛びすぎて左の穴に落ちてしまいます。そこで使うのが小ジャンプです。

一度小ジャンプしてギリギリの所からもう一度小ジャンプ無事に扉へ到達

まず、先ほどの場所から一度小ジャンプをして、足場がギリギリのところにウィンを位置させます。そこから、もう一度小ジャンプをします。ジャンプ中に少しでも左キーを入れておけばOKです。もしずっと左キーを押し続けたとしても、最悪左の穴に落ちることはなく、無事着地することができます。

ギリギリの所から小ジャンプ無事に扉へ到達

また、応用例としてゾーン1のように、穴の隅にある隠し扉に入るためには小ジャンプが必須となります。

●地形を利用したジャンプ

実際には通常のジャンプでは対処しにくいところでも、地形を利用してジャンプをすると切り抜けやすくなることがあります(下はゾーン77の例)。

1.右上の柱に向かってジャンプ
2.右キーを押し続ける
1.目の前の柱に向かってジャンプ
2.右キー押し続ける
上の柱に頭をぶつけつつジャンプ